サルモネラ菌の考えられる感染経路

サルモネラ菌の感染経路は複数あり、人から人へうつる事は無くとも様々な方向からその危険は迫ってきます。体調や体質によって症状が重くなる場合もあるので、感染経路となるものには十分に注意するようにしてください。

サルモネラ菌はどうやって感染するの?

①卵を使った料理

目玉焼きサルモネラ菌は鶏も保菌しており、鶏が産む「卵」にもサルモネラ菌が潜んでいます。卵の殻に潜んでいる事が多いですが、中には卵黄や卵白にもサルモネラ菌が確認される場合もあるのです。卵と言えば私達の食生活でもメジャーで、毎日何個も食べるという方もいるでしょう。口にする機会の多い「卵」を使った料理はサルモネラ菌のもっとも多い感染経路であり、オムレツや目玉焼き、スクランブルエッグなどから感染したという方も少なくありません。

②ペットの保菌

ネコやハムスター、イヌなどペットとなる動物の体の中にもサルモネラ菌は存在します。ペットと同じ空間にいるだけで感染することはありませんが、サルモネラ菌の潜むオシッコやフンを片付ける際などに感染する場合があります。特に小さなお子さんですとイヌやネコのお尻周りを触ったりする事もあるので、一緒の空間にいる際は目を離さないようにしましょう。

③ミドリガメ

意外と知られていないサルモネラ菌の感染経路である「ミドリガメ」。爬虫類も腸管の中にたくさんのサルモネラ菌を保菌しています。健康な状態のミドリガメならそこまで心配はいりませんが、ストレスが溜まっていたり、汚い水槽で飼っていたりするとペット同様、フンやオシッコから感染する事があります。

学校などでもよく飼育される「ミドリガメ」ですので、集団食中毒にも要注意です。





④まな板・包丁

まな板と包丁サルモネラ菌のもっとも多い感染経路である「卵」。殻だけでなく中身にも潜んでいる場合があるので、調理に使ったまな板や包丁も立派な感染経路となります。卵だけでなく、牛肉や豚肉にも存在するので調理器具はいつも清潔にしておくよう心がけてください。次の調理をする際に水でササっと洗いしていませんか?包丁を布巾で拭いてそのまま使っていませんか?しっかり洗わないと(消毒しないと)調理器具から家族全員に感染してしまうことも・・・

他にもいくつかの感染経路がありますが、上記の4つが特に多い感染経路なので覚えておいてくださいね。卵料理やペット、ミドリガメなどどのように感染するか分かれば対策もスムーズにできて一石二鳥です!