食中毒を引き起こす細菌から自分の身を守るためには「治療」ではなく「感染予防」が大切。感染症状を抑えるよりも、まずは感染しないようにする!難しい事では無いので、日頃のちょっとした意識だけでも十分に予防はできます。辛い症状の出る「サルモネラ菌」感染症もまずは感染予防を心がけてくださいね。
知っておこう!サルモネラ菌の感染経路
サルモネラ菌の感染経路と言えば、多くの方が「卵」と答えると思います。確かに卵からサルモネラ菌に感染するケースは非常に多く、海外の卵(日本より殺菌や消毒が徹底されていない)で感染したという方もいます。ですが、実は卵以外にも感染する食品はあり、知らないで食べている方も結構多いんですね。卵以外でサルモネラ菌の感染経路となりやすい食品は以下のものです。
①豚肉や牛肉などの「生肉」
②「レバー」
特に豚肉や牛肉などは卵と同じくらい頻繁に口にするものなので、生や半生で食べないよう十分に注意しましょう。
・子どもが注意する事は?サルモネラ菌感染を予防するアイテムとは?
小さなお子さんが注意する事は食品よりも「動物接触」です。動物好きな子どもは多く、親が目を離しているすきにペタペタと自由に触ってしまうものです。中にはペットのワンちゃんのお尻周りを触ってしまう事も・・・動物接触(特にフン)も立派なサルモネラ菌の感染経路なのでお子さんの手洗い・うがいは必ず行うようにしましょう。
サルモネラ菌は熱やアルコールに弱いので、除菌力のあるハンドソープやアルコールスプレーで簡単に予防することができます。
風邪予防にもなるので、自宅にはハンドソープやアルコールスプレーを常備しておきましょう。
・ネズミによるサルモネラ菌被害!
ネズミはあらゆる病気を持っているから近づいてはいけない!なんて聞いた事がある方も多いと思いますが、それは本当でネズミが持っている菌の中には「サルモネラ菌」も含まれます。ネズミ対策に最も効果的なのは「ネズミの駆除業者」にお願いする事ですが、部屋をいつも清潔に保つ、ネズミが侵入しそうな場所はすぐに塞ぐ、毒のエサを撒くといった普段からの自宅対策も効果的です。
ネズミによるサルモネラ菌の感染経路は「尿や糞」ですが、ネズミの尿や糞の中には頭痛や腰痛を引き起こす「レプトスピラ」という菌も潜んでいるので見つけたらすぐに処理するようにしましょう。自宅内で放っておくのは危険です。
感染予防をしていても感染してしまう時は感染してしまいます。ですが、予防を徹底することでそのリスクはグンと下げることができます。
ぜひ今から実践してみてくださいね。