サルモネラ菌と卵の関係

朝ごはんは絶対「卵かけご飯」!
そんな方も多いのではないでしょうか?
TKGという言葉もあるほど、今では様々な卵かけご飯が登場しています。生卵って美味しいですもんね。
小さな子どもからお年寄りの方まで幅広く食される「卵」をより安全に食べる為にも「卵と食中毒の関係」をよーくチェックしておきましょう。

生卵の危険性!正しい扱いでリスク回避!

卵かけごはん普段何気なく食べている生卵ですが、生卵にはあの有名な細菌がたくさん潜んでいる可能性があるのをご存知でしたでしょうか?
「何でも生で食べればお腹が痛くなる事もあるよ~」と気軽に考えていると痛い目を見る事も・・・

卵には食中毒となる「サルモネラ菌」が潜んでおり、生で食べる事によって感染する危険性が高まります。一般的にサルモネラ菌は10万個以上と大量に体内に侵入しないと発症しないと言われていますが、これは健康な体の場合であり、風邪を引いていたり、免疫力が弱っている場合だと100万個以下でも感染・発症する危険があります。

サルモネラ菌の感染を防ぐためにも生卵は正しく扱うようにしましょう!

生卵の賞味期限は?正しい扱い方とは?

卵の保存生卵の賞味期限はそのまま食品に記載されている賞味期限となります。早く食べれば食べるほど安心ですが、賞味期限内であれば基本的に生卵の状態で食すことができます。たまに、「卵は賞味期限を過ぎても食べられる」という話を聞きますが、これはしっかりと加熱することを条件としたお話です。生卵は賞味期限を過ぎると食べられません。

生卵の正しい扱いは大きく分けて3つあります。1つは「冷蔵庫できちんと保管する事」。特に食中毒の起こりやすい夏場などは買ってきてすぐに冷蔵庫に入れるようにしてください。数分でも常温で放置するのは危険です。2つ目は「割れた卵はすぐに使う事」。割れても中身が漏れてないからしばらく保管・・・あっという間に細菌が増殖してしまいます。購入する際もできるだけヒビ割れの少ない商品を選びましょう。

最後は「海外の卵はしっかり加熱する事」。海外の卵は日本の卵と違い、加熱して食べる事を前提に考えられて加工されているため、生で食べるとサルモネラ菌に感染するリスクが高まります。





古い卵の見分け方

「いっぱい買ったけど賞味期限が分からなくなった・・・」そんな卵もありますよね。無駄にしたくない方の為に古い卵の見分け方をお教えしましょう!

古い卵は殻の中に十分な空気を含んでいます。コップや深めの容器にたっぷり水を入れ、そこに気になる卵を入れてみてください。
古い卵は殻の中の空気によりプカァっと浮かんできます。ズゥンと沈む卵は逆に「新鮮な卵」の証なので生で食べられる可能性が高いです。